私と踊って恩田陸

短編集でした。ええ、もう、何が何やらでしたわ。

私と踊って(新潮文庫)

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心変わり

思い違いと対になる作品だそうです。

樺島の部下から大学から同期である樺島が失踪したと聞かされ、樺島の席をチェックして、樺島が事件の目撃者になり命を狙われていると気づいた。

犯人もしくは共犯が樺島の上司なのかな?なんにせよ、樺島が無事であることを祈るばかりです。

骰子の七の目

プロパガンダ法違反で捕まった男の話。

腕時計と柱時計どっちがいいかと言う内容で腕時計排除を声高に叫んでプロパガンダだ!と取り締まられるって、どっちもくだらないなぁ。

忠告

妻と妻の不倫相手が夫を殺そうと画策していることを知った犬のジョンが夫に手紙を書いて注意を促すのですが、最後まで読まないうちに不倫相手がやって来て、夫ピンチ!

あれ、夫、大丈夫だったの?

弁明

中庭の出来事の裏話だそうですが、読んでいないのでサッパリ分からないです。劇団所属の女の子が演出家との不倫を疑われて、急遽就活していたときに発作で倒れて薬を忘れてピンチ。

少女界曼荼羅

世界が動いているという設定です。毎日通学するのも帰宅するのも大変。でもなんか、これ、どこかで読んだことがある気がする。竹本泉が描いてそう。

協力

忠告の対になる作品。

夫の浮気相手から届いた手紙を読んで怒り心頭の妻。手紙にあるように庭を掘ってみたら、銃が埋まっていて暴発して妻死亡。もちろん仕込んだのは夫で、手紙を書いたのは愛猫のコロだった。

コロと夫が協力して妻を殺害したんですって。恐いわ!

思い違い

とある省庁で情報漏洩があり、取引現場を見張っていた人たちの話。

台北小夜曲

台北に来た男性に元に謎のメールが届く。

なぜいきなり台湾だったのかと思ったら、作者が台北に旅したときの体験を元に書いた物だからだそうです。台湾、行きたい。

理由

2匹の飼い猫が両耳に収まって出てこない男の話。

ええ?耳に猫が入り込んで出てこないのなんで?ととにかく???が浮かぶばかりでした。不思議な話は好きだけど、もう訳が分からなすぎたわ。

火星の運河

大陸から台湾に渡りその後アメリカに留学して映画監督になった男が久に台南に戻り、初恋の女性と再会した話。若い姿のままの女性の幻を見て驚いたが、その女性が同じ船に乗っていたそうです。台北小夜曲の対になる作品だとか。

最初は何が何やらでしたが、心温まる話だと思いました。台南は行ったことないので行ってみたい。

死者の季節

死者にふさわしい季節について考察する、て内容。

劇場を出て

多部未華子の写真集に寄稿した文章だそうです。

二人でお茶を

ピアノコンクールのために練習していたが、審査前日に親知らずが痛んで、心を落ち着けるために連弾曲二人でお茶をを弾いていたら、誰かがもう片方のパートを弾いていた。そして自分に乗り移った彼が自分の体を使ってピアノを弾き、コンクールは優勝。その後彼と共にピアノ演奏を重ね作曲をしていたが無理がたたって脳出血で倒れてしまう。回復してからはピアニストとしてではなく、映画音楽の作曲家として活動中。

というピアニストの話。彼をLと呼んでいて、はて?誰ですか?と思っていましたら、ディヌリパッティというピアニストなんだそうです。リンパ腫若くして亡くなったんですって。乗っ取られた男性としては、自分の力ではなく彼の力で有名になっていくのはどうなんだろうか、と思っていたのですが、男性は彼に憧れていたそうなので、それはそれで嬉しい様子。映画音楽を手がけたいというのも彼の夢だったんだそうだ。

男性も彼も結果オーライのWinWinでしたね。

ヒカルの碁的な話。本因坊秀作と佐為の関係に似てるかな。

聖なる氾濫

写真を見て気持ちを読み取ることができる人の話。

エジプト旅行中父が亡くなり母が殺したのでは?と長年思い悩んでいた女性。そのときの写真を見てもらい、父は病気で突然死だったと分かり、母が亡くなる前に真実を聞けば良かった、と後悔するのでした。

これは悲しい。

海の滝より生まれて

古ぼけた写真を見て何が写っていたかようやく分かった。

茜さす

曾祖父が日本人で、故郷を求めて奈良を訪れた男性。

聖なる氾濫、海の滝より生まれてと合わせてNHKの関連本に掲載された三連作だそうです。テレビ番組見れば理解できるのかしらん?

私と踊って

有能な振り付け師でも蟻ダンサーでもある親友との出会いは、とあるパーティーで声をかけられ、共に踊ったことだった。

舞台は日本ではないなと思ったら、ピナバウシュというダンサーを元に書いたお話しだそうです。

東京の日記

リチャードブローティガンの孫が東京滞在中に書いた日記、という設定だそうで、横書き。そのため本の後ろから読むようなっていました。

でもこれ、読みづらくて早に挫折しました。

交信

はやぶさの帰還を記念して書いたものだそうですが、どこにあるのか探しましたよ。まさか裏表紙の手前にある青い紙に物語が印刷してあるとは気づきませんでした。

物語によってフォントが変わっていたり、後ろから読んだりなんだりと色と個性的な1冊でした。

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